2021年秋ドラマ「最愛」について徹底考察していきます!
最愛あらすじ
サスペンスラブストーリー!“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく・・・その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/archive/20210814/
“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”この一言だけでもうおもしろそうな本作品。TBS金曜ドラマ初主演の吉高由里子さんは、事件の重要参考人という重めの役です。
そして吉高さんを取り囲む2人の男性が松下洸平さんと井浦新さん。松下洸平さんは『リモラブ』から朝ドラまで、頼りない子犬系男子が定着しつつある俳優兼歌手です。井浦新さんはベテラン俳優、吉高さんとの共演だと『蛇にピアス』を思い出します。
その他キャストも豪華!薬師丸ひろ子さん、光石研さん、及川光博さん、他。ミッチーが出ていると、とりあえず疑ってしまうのは辞めたいところです。
それにしても何回生まれ変わったら松下洸平さんと井浦新さんと三角関係になんてなれるのでしょうか……?
1話ネタバレ
第1話 あらすじ(10月15日放送)
「真田ウェルネス」の社長・真田梨央(吉高由里子)は、“世界を変える100人の30代”に選ばれる気鋭の実業家。その彼女が、かつて心を通わせた宮崎大輝(松下洸平)と15年ぶりに再会した時、大輝は刑事、梨央は殺人事件の重要参考人だった――。
15年前の2006年、岐阜県。梨央は東京の大学の薬学部に進学を希望する高校3年生。白山大学陸上部男子寮の寮夫として忙しく働く父・朝宮達雄(光石研)に代わり、弟・優(柊木陽太)の面倒をよく見る、寮の看板娘だった。その梨央が恋心を抱いていたのが、陸上部のエースである大輝。彼が出場する駅伝の地区選考会に駆けつけ、精一杯声援を送る梨央。大輝もまた梨央に思いを寄せており、彼女の推薦入試が終わったら告白しようと決めていた。そんなある日の夜、達雄が留守にしていた寮で“事件”が起こる…。梨央を心配した母・真田梓(薬師丸ひろ子)は、弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)を梨央の元へと向かわせる。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep1.html
第1話 ネタバレ(10月10日放送)
梨央の弟・優と、梨央と大輝の恋
15年前の岐阜、高校3年生の真田梨央(吉高由里子)は父親の達雄(光石研)と、異母弟の優(柊木陽太)とともに白山大学陸上部男子寮で暮らしていました。達雄が男子寮の寮夫だったのです。梨央は寮生たちのマネージャー的存在でした。中でも、エースの宮崎大輝(松下洸平)とは相思相愛。大輝が出場する全国大学対校駅伝競走大会の東海地区予選で、ライバルの皇學館大学に勝ち抜くために梨央はお守りを渡します。お守りのおかげか、白山大学は見事優勝。皆の前で梨央は大輝に告白しようとしますが、恥ずかしがる大輝に遮られます。その後、梨央の大学推薦入試を応援するため、次は大輝が梨央にお守りを渡しました。
梨央の弟である優には、昔、梨央が目を離したために怪我をして記憶障害がありました。記憶障害の正式な診断名は「頭部外傷による微慢性軸索損傷」、「カッとなりやすく、すぐに暴力を振るうが、そのこと自体を忘れてしまう」障害です。それを治してやりたい一心で、梨央は東京の薬学部への進学を希望していました。一方、大輝も既に東京への就職が決まります。達雄はそんな二人の仲を察し、東京へ行ったら梨央をよろしく頼むと大輝に伝えました。
白山大学優勝祝賀会の夜
駅伝における白山大学優勝の祝賀会が開かれます。しかし、人がいなくなった寮で陸上部員の長嶋(金井成大)とマネージャーの青木菜奈(水崎綾女)らは薬物を使用していました。また、梨央は渡辺康介(朝井大智)という、陸上部員の長嶋透(金井成大)の友人で白山大学の院生に襲われそうになります。翌朝、梨央が目を覚ますと、自分の腕に怪我があることに気づきました。達雄が懐中電灯を持って息を切らしながら帰ってきたこと、泥だらけの長靴を脱ぎ血のついた服を洗濯していたこと、「大丈夫なのか?もう少し早く帰っていれば……ごめんな」と言われたことを梨央は徐々に思い出しますが、肝心の詳細は思い出せません。そして大輝からもらったお守りがなくなっていました。
翌日は、梨央の推薦入試試験でした。梨央は出かける前、廊下で血の痕を見つけてしまいますが、「何があってもお父さんは梨央と優を守るから。どーんと行ってこい!合格間違いなしや!」と達雄に背中を押されて試験場へ。そして達雄はその日、くも膜下出血で亡くなりました。
その夜、優の祖母である長岡恵(茅島成美)とともに梨央が葬儀の準備をしていると、渡辺康介の父親である昭(あきら)が康介を探しに訪ねてきました。康介が寮に来たことは覚えていたため梨央が曖昧に答えると、昭はしつこく梨央に食い下がりました。
梨央は袋に入った血まみれのシャツを発見します。同時に、寮にやってきた康介が梨央を引きずって運び「怖くない、朝になったら全部忘れている」と嘲笑していたことを思い出します。
梨央「私、取り返しがつかんことしたの?何があったか、知っとるんやろ?教えてよ」
達雄の遺体に梨央は問いかけました。
梨央、母親・梓のいる東京へ
梨央は、東京にいる実母の真田梓(薬師丸ひろ子)に引き取られました。大輝は梨央に告白しますが、梨央は寂しげに微笑んだまま立ち去ろうとします。大輝はその腕を取って抱き寄せ、梨央はたまらず泣き出しました。梨央が上京する日は、大輝が出場する全国大学対校駅伝競走大会の日でした。
転居の手続きは全て、梓の会社「真田ホールディングス」の弁護士である加瀬賢一郎(井浦新)が行いました。タクシーの中で梨央は、駅伝のラジオに聞き入ります。ちょうど大輝が走り始めた頃、梨央の乗ったタクシーはそのコースの近くを走っていました。白山大エースの宮崎が順位を押し上げてきたという実況に、梨央はタクシーを降り、大輝の姿を見に行きました。大輝が走り終わった頃、陸上部の応援に来ていた女子学生たちが梨央の姿を目にしたことを大輝に知らせに行きます。大輝は、残った力を振り絞って起き上がり、梨央を捜しに走り出しました。しかし、2人が会うことはありませんでした。
15年後
15年後の東京。大輝は警視庁捜査一課の刑事、梨央は新薬の開発を行う「真田ウェルネス」の代表取締役社長となっていました。そんな中、昭が富山で遺体で発見されます。しかも10日前には、康介の遺体も富山県警の管轄内で発見されていたのです。富山県警には、陸上部で大輝の後輩だった藤井隼人(岡山天音)が勤務しており、大輝は藤井に連絡を取りました。藤井が送ってきた遺留品の資料には、なんとあのお守りが写っていたのです。また、昭は殺される前に真田ウェルネスを訪れていました。大輝は、梨央に話を聞きに行きます。これが15年ぶりの再開となりました。しかし、梨央は大輝を認識しておきながら「はじめまして」と答えます。
社長となった梨央には、真田ウェルネスの専務、後藤信介(及川光博)という「敵」がいました。後藤は橘しおり(田中みな実)というジャーナリストと、梨央の身辺を探っている情報屋(高橋文哉)に梨央を調べるよう命じます。橘は既に、昭の事件を嗅ぎつけていました。また梨央の兄である真田政信(奥野瑛太)も、離れて暮らしていた梨央に良い感情を抱いていないようでした。
伏線・考察
『最愛』が始まると、『Nのために』を想起する視聴者が続出しました。
本作は『夜行観覧車』『リバース』そして『Nのために』のスタッフが再集結した完全オリジナルサスペンス×ラブストーリーです。脚本家、奥寺佐渡子さんと清水友佳子さんも同じです。坂元裕二さんや宮藤官九郎さんのように、ドラマにおける脚本家の色というのは多大なる影響力があります。
『Nのために』は原作が湊かなえさんでしたが、『最愛』は完全オリジナル。しかし、ストーリーには大きな共通点があります。
まず、15年前の過去に起きた事件を中心に、現在と過去が交錯する点です。次に、過去に初恋相手と別れ、再会のタイミングで殺人事件が起きる点です。「恋愛」と「殺人」が長い時間の中で渦を巻くという主軸が、全く同じであることが分かります。
そして『Nのために』の主人公の希美(榮倉奈々)の父親役と、梨央父親役がどちらも光石研さんです。これはツイッターでも話題になっていました。というのも『Nのために』の父親は、自分勝手に娘を捨てた最低な父親像だったからです。今回は、現時点では娘思いの優しい父親のようですね。
第1話を素直に考えると、
●康介を殺したのは梨央
です。梨央が康介を殺し、達雄が遺体を山に埋めて隠蔽したというのが自然です。そして昭を殺したのも「自分が康介を殺したと思っている」梨央となるでしょう。または、
●康介を殺したのは達雄
●康介を殺したのは「カッとなりやすく、すぐに暴力を振るうが、そのこと自体を忘れてしまう」優
というのも容易に考えられます。ちなみに優は、事件当夜に携帯電話を紛失しています。少なくとも、現時点で康介殺しの背景に「梨央、梨央の周りの人物」が絡んでいることは確定です。
また、後藤に命じられ梨央の身辺を探っている情報屋は、容姿、年齢、そして口元の下のほくろから優であると推測されます。優だとして、なぜ後藤についているのかは謎ですが、事件の鍵を握る重要人物であることは間違いなさそうです。
そしてもうひとつ見逃せないのが、事件の夜に陸上部員の長嶋とマネージャーの青木が薬物を使用していたことです。このことが明るみに出れば、全国駅伝出場の道が絶たれます。
●陸上部員が、薬物使用をリークする可能性がある康介を殺害、隠蔽を図った
とも考えられます。そうなると、陸上部の控室で亡くなった達雄の死も怪しくなります。犯行を知った達雄が陸上部員の元に直接行き、殺されてしまった可能性が考えられます。少なくとも、薬物乱用の時点で、白山大学の陸上部に闇があることは間違いなさそうです。
陸上部員で怪しいと言えば、岡山天音さん演じる藤井隼人。藤井は刑事になっています。自分の犯行を隠すために刑事になったとも考えられますし、真相に気付いた康介の父親を殺して梨央に罪を擦り付ける可能性も考えられます。
以上、現時点での考察まとめです。
まだ第1話時点での考察なので、これから大きく動いていくであろう展開に注目していきます!
第2話 あらすじ(10月22日放送)
思わぬ形で15年ぶりに再会した梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)。大輝は梨央に任意同行を求め、遺体で発見された昭(酒向芳)との関係や、昭の息子・康介(朝井大智)の遺留品について尋ねる。
会社に戻った梨央に、専務の後藤(及川光博)はフリー記者・しおり(田中みな実)から入手した写真を見せ、昭との関係を追及。梨央を心配した弁護士の加瀬(井浦新)は、今後は一人で警察と会わないよう約束させる。
一方、捜査資料から、梨央が今も変わらずに新薬開発の夢を追いかけていることを知る大輝は、刑事として今回の殺人事件と15年前の事件のつながりを調べはじめる。
さかのぼること14年前の2007年――。真田家での生活になじめずにいた梨央。兄・政信(奥野瑛太)との対立や弟の優(柊木陽太)と自由に連絡が取れないなど、慣れない生活を送っていた。そのような中でも加瀬の支えによって何とか大学には通っていた梨央だが、久しぶりに再会した優から衝撃的な真実が明かされるのだった・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/
2話ネタバレはこちら(10月22日放送)
3話 あらすじ(10月29日放送)
大輝(松下洸平)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜のことを話し始める。
署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。
そんな折、「真田ウェルネス」に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/
3話ネタバレはこちら(10月29日放送)
4話あらすじ(11月5日放送)
事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱きはじめ、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。
その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。
翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/
4話ネタバレはこちら(11月5日放送)
5話あらすじ(11月12日放送)
ついに再会を果たした梨央(吉高由里子)と弟の優(高橋文哉)。優は9年間自分がどのような人生を歩んできたか、そして携帯電話の記録動画から自らの罪を打ち明ける。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep5.html
一方、イヤホン男の住居を割り出した警察は、誠と真田ウェルネスとの関わりや、誠と優が同一人物であることも突き止めていた。さらに、大輝(松下洸平)は15年前に大麻事件を起こした元陸上部員の長嶋(金井成大)のもとを訪ね、事件当夜に関してある重要な証言を得る。
そんな中、真田グループの情報を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)について調査する加瀬(井浦新)は、後藤(及川光博)との接点を突き止める。
そして、9年ぶりに優と語り合った梨央は、ある大胆な行動に出るのだった――。
5話ネタバレはこちら(11月12日放送)
6話あらすじ(11月19日)
加瀬(井浦新)は、警察に連行された優(高橋文哉)と面会し、15年前の事件だけでなく昭(酒向芳)の殺害も自らがやったことだと告げられる。さらに、公園で昭と争った時の様子がイヤホン型カメラに記録されていることを聞き出し、その動画データを解析することに。
そんな中、優の処遇を心配し不安に怯える梨央(吉高由里子)。心配して訪れた加瀬から優が置かれている状況を聞き、優しく励まされながら何とか眠りにつくのだった。
梨央が優のことで後藤(及川光博)や兄・政信(奥野瑛太)から社長としての責任を追及される一方で、加瀬が民間の科捜研に依頼していた動画データの解析が完了。加瀬はある疑問を抱く。また大輝(松下洸平)ら警察も、優の証言による裏取をもとに現場周辺で聞き込みを進めるが…。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep6.html
6話ネタバレはこちら(11月19日)
7話あらすじ(11月26日)
梨央(吉高由里子)の前に現れたしおり(田中みな実)は、真田グループの不正について追及する。話が見えない梨央はその場を去るが、しおりが自分や優(高橋文哉)のことを昔から知っていたような口ぶりに違和感を抱いていた。
加瀬(井浦新)の尽力によって昭(酒向芳)の死には関与していないことが証明された優は、梨央と一緒に暮らすことに。さらに、加瀬の言葉で前向きに生きることを考えるようになり、新薬の治験を受ける決意をする。
一方、大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)は、15年前の事件の捜査から関係者として浮上したしおりと接触。15年前のある恨みが昭殺害事件につながった可能性があることを掴むが、しおりには事件当夜のアリバイがあった。
さらに、しおりは真田ウェルネスが経営する老人ホームに出入りし、真田グループの不正を執拗に追う。そんな彼女に対し、後藤(及川光博)は再び取材をやめさせようとするが・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep7.html
7話ネタバレはこちら(11月26日)
8話あらすじ(12月3日)
しおり(田中みな実)の遺体が発見された――。現場の状況から雑居ビルからの転落と考えられたが、昭(酒向芳)殺害事件の参考人となっていたタイミングだったこともあり山尾(津田健次郎)は事件性を疑う。
出社した梨央(吉高由里子)は、秘書の児島(宮下かな子)からしおりと後藤(及川光博)がもめていたようだと聞かされる。しかし、その後藤とは加瀬(井浦新)も前日から連絡が取れず、行方を掴めずにいた。
しおりが亡くなる前日、彼女と会っていたことで警察から事情聴取を受けることになった梨央。そんな彼女を、捜査本部を外されて所轄の生活安全課に異動になっていた大輝(松下洸平)が訪ねてきた。大輝の母が送ってくれたという故郷の酒を飲む二人の間には穏やかな時間が流れ、とある約束を交わす。
一方、しおりの周辺を捜査していた桑田(佐久間由衣)は、上司の山尾から、事件に関するネタを大輝からうまく聞き出すようはっぱをかけられてしまう。気が進まない中大輝のもとを訪ねる桑田は、かつての相棒に捜査の協力を懇願する。
そんな中、加瀬は梓(薬師丸ひろ子)と今後の策を練っていた。梓から後藤が向かうと思われる場所を聞いた加瀬は、早速梨央と向かうことに・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep8.html
8話ネタバレはこちら(12月3日)
9話あらすじ(12月10日)
昭(酒向芳)の遺体と一緒に池から発見されたウェルネスホームのペンは、梓(薬師丸ひろ子)が会社設立の記念品として作った特注品だった。持っているのは梨央(吉高由里子)、加瀬(井浦新)、後藤(及川光博)、政信(奥野瑛太)、梓の5人。警察はその中の誰かが事件の時に落とした可能性があるとにらんでいた。
同じ頃、富山県警の藤井(岡山天音)が、捜査一課からはずれた大輝(松下洸平)を訪ねて来る。いつものように軽口をたたくが、帰り際、藤井が何かを言いかけてやめたことに大輝はひっかかる。
政信が社長を務める真田ビジネスサービスの30周年記念パーティーの翌日、真田ウェルネスの寄付金詐欺疑惑と、しおり(田中みな実)の不審死に関する週刊誌のスクープ記事が出て・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep9.html
9話ネタバレはこちら(12月10日)
10話最終回あらすじ(12月17日)
ついに、すべての真実が明らかに…!
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep10.html
それぞれの最愛…そして梨央が下す決断とは――?
10話最終回ネタバレはこちら(12月17日)
最後に
大輝と梨央が幸せそうに手を繋ぐ、誰もが望んだハッピーエンド……
そのハッピーエンドは、加瀬によってもたらされたものでした。そして、加瀬さんがいない結末をハッピーエンドと呼べるかどうかは分かりません。血が繋がっていない加瀬さんが、誰より家族のことを想い、血が繋がっていないからこそ最も悲しい選択を1人で背負ってしまった。どの人物の心の中を想像しても、張り裂けそうな痛みが伴います。
「Nのために」と同じ、皆それぞれの「最愛」を守ろうとしたこのお話。
梨央は優を、大輝は梨央を、優は梨央を、達雄と梓は子どもたちを、政信は家族を、後藤は梓と会社を、昭は康介を、そして加瀬は…………
最愛である誰かを守ることはときに生きがいとなり、また誰かに守られていることはときに生きる勇気となります。人は一人では生きられないを美しく体現したドラマでした。どうか、梨央と大輝が幸せでありますように。加瀬さんが、いつかまた、梨央たちのもとへ帰って来てくれますように。
「真相は愛で消える。全ては愛するがゆえに。」
今期No.1ドラマでした。出演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。素敵なドラマを、ありがとうございました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!twitterにもぜひ遊びに来てください。
コメント