【2022年1月期全冬ドラマ一覧】おすすめランキング＆簡単まとめ

2021年春ドラマ一覧と、おすすめランキング＆感想まとめです！今期はぶっちゃけ「絶対リアタイ！」ドラマはなく、後追いでゆるゆると楽しんでいます。

曜日別番組一覧

朝ドラ

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朝ドラ

【カムカムエヴリバディ】平日8時〜 主演：上白石萌音さん×深津絵里さん×川栄李奈さん

朝ドラ史上初！三世代3人のヒロインによる100年のファミリーストーリー！

「私の知らない母、私の知らない祖母。
そして、母の知らない祖母、私の知らない未来…ラジオがつないだ小さな奇跡」

戦争で夫と死に別れ、娘を置いてアメリカに渡るしかなかった祖母・安子（やすこ）。
親と英語を憎みつつも、ジャズソングに救われて自分の人生を切り開いた母・るい。
時代劇の世界に憧れながら、回り道を経てラジオ英語講座に自分の居場所をみつけていった娘・ひなた。３人はラジオで英語を聴き続けることで、それぞれの夢への扉を開いていきます。

「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」

そんなメッセージを込めた波乱万丈なハートフルコメディーを日本の朝に届けます。
１日15分、「カムカムエヴリバディ」を毎日見たら、あなたも英会話の達人にきっとなれる！…かもしれません！？

ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母・母・娘、３世代ヒロインに小さな奇跡がおとずれる
―連続テレビ小説「ちりとてちん」を手がけた藤本有紀さんによるオリジナル作品―

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24566

●朝ドラ史上初の3世代ヒロイン

上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが、朝ドラ史上初の3世代ヒロインを演じます。昭和・平成・令和の時代、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母・母・娘の３世代親子という設定です。

●テンポの良い展開

これまでの朝ドラは、最初1～2週程に幼少期のストーリーがありましたが。今回3世代ヒロインになったことで展開が早くなりました。それも淡々と進むわけではなく、恋愛模様や結婚、長女誕生など人生の転機となる多くのシーンが丁寧に描かれています。 王道ながらも、分かりやすくアップデートされた構成となりました。

●一世を風靡したラジオ講座「カムカムエヴリバディ」

番組タイトルにもなっている「カムカムエヴリバディ」とは、終戦直後の日本を席けんした、平川唯一さんが講師を務めるNHKラジオ英語講座・通称「カムカム英語」のオープニング曲。ドラマ中盤でも明らかに。「証城寺しょうじょうじの狸囃子たぬきばやし」のメロディーにのって「カム♪カム♪エヴリバディ♪～」の歌が始まると、子どもからお年寄りまで日本中がくぎづけになったとか。

●胸キュン。そして泣ける。とにかく泣ける

アメリカにわたる上白石萌音さん×戦争に出陣した松村北斗さん、夫を支える深津絵里さん×トランペット奏者を目指したオダギリジョーさん、演劇大好きな川栄李奈さん×俳優を目指す本郷奏多さんの胸キュン恋模様に注目です。そこには嬉しい涙も、悲しい涙も……。

大河ドラマ

【鎌倉殿の13人】日曜20時〜 主演：小栗旬さん

時は鎌倉、平家の世。
流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、北条義時の運命の歯車は回り始める

1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打ばくちに乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。
幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂のとき、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿すげ替えられていく。
義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵かじを取る。源氏の正統が途絶えたとき、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ──。

https://www.nhk.or.jp/kamakura13/about/

●史実に則り描かれた、北条義時の見事な成り上がり

地方豪族の次男として誕生し、野望など抱かなかった義時。源頼朝と、義時の姉・北条政子が結婚し、源は1180年に北条家の後ろ盾を得て平家打倒のために挙兵します。源氏再興の大博打を打った頼朝を義時は支え続け、ついには不可能とも思われた平家を滅亡。数々の戦を経験し、頼朝の強い影響を受け続けた義時は、ついに鎌倉幕府「十三人の合議制」の中で第一の権力者に成り上がるのです。

●三谷幸喜監督で、ちょっと愉快に

深刻な時代の中、現代にも通じるセリフや、ときにコントのような展開で、予想できないおもしろさを演出するのが三谷監督。登場人物の多さに関わらず、1人1人のキャラクターが立っています。西田敏行さんの後白河法皇はもはや三谷映画で既視感があります（笑）

●Twitter多かった、思わずツッコんでしまった大河の世界線（失礼）

「新垣結衣が小栗旬と山本耕史を振って、大泉洋を選ぶ世界線」
「新垣結衣が大泉洋に振られる世界線」
「大泉洋を新垣結衣と小池栄子が奪い合う世界線」
「小栗旬より大泉洋がモテて、新垣結衣より小池栄子がモテる世界線」など

おすすめランキング

【おいハンサム‼】土曜23時40分〜 主演：吉田鋼太郎さん

家族×食×恋？娘たちの幸せのため、強いパパが奮闘するホームコメディ

ペットボトルから注いだだけのウーロン茶で何百円もカネを取る最近の風潮を嘆く伊藤源太郎（吉田鋼太郎）は、妻・千鶴（MEGUMI）と東京の長い商店街の外れの一軒家に住んでいた。
３人の娘はそれぞれ独立して立派に暮らしている、はずだったが…

長女・由香（木南晴夏）は独身で不倫に走りがち。エリートっぽい男性と結婚したはずの次女・里香（佐久間由衣）も離婚の危機。三女・美香（武田玲奈）は独身で売れそうにない漫画家と同棲中。男を見る目の全然ない愛する娘たちの幸せのため強いパパ・源太郎が立ち上がる！

源太郎は言う。「食べて、恋して、人は生きている……」

https://www.tokai-tv.com/oihandsome/story/01.html

●ダメンズに引っかかる娘たちの人生が気になってしまう

全く異なる三姉妹の共通点は「だめんず・うぉ～か～」。長女は不倫、次女はモラハラ浮気夫、三女はヒモ男に悩まされ、もう何もかもが爆笑コメディ。皆それぞれ、ただ幸せになりたいだけなのに……共感する女性たちが急増中、果たして愉快な三女はどう「幸せ」に落ち着くのか。

●静かにおもしろく、軽やかに深く。MEGUMIさんのハマり役

“昭和の頑固親父の生き残り”である父親（吉田さん）は、サラリーマン人生で得た教訓を熱く娘たちに伝えます。ここでも静かな爆笑。冷静に、話を聞いていないMEGUMIさんが最高。でも確かな愛を感じ、ときに娘たちは涙。「いい顔して（分かったような顔して）何言ってんの」とMEGUMIさんが言ったのを、幼い娘たちが「何言ってんの、ハンサム（いい顔）で」と言い換えたことがタイトルの由来。

●ヒットメーカー・山口雅俊さんと、和田アキ子さんの主題歌

企画、監督、脚本家などさまざまな顔を持ち「闇金ウシジマくん」「カイジ」「新しい王様」を生み出した山口雅俊さん。“社会派”から“アウトロー”まで多岐にわたるテーマを取り扱っており、「ランチの女王」に象徴されるよう“食”と“家族”はお手の物です。フレデリック提供の主題歌も斬新！

静かにおもしろく、軽やかに深く……家族愛を感じるあたたかい物語です。「大豆田とわ子と三人の元夫」に似たものを感じます。深夜帯がちょうどいい心地よさ。

【真犯人フラグ】日曜22時30分〜 主演：西島秀俊さん

この事件、あなたならどんな“物語”を想像しますか？後半、真相編

前半はこちら

篤斗（小林優仁）の病院の前で報道陣に取り囲まれる凌介（西島秀俊）は突如、阿久津（渋川清彦）らに任意同行を求められて警察へ。連行される容疑者のような凌介の姿が中継され、瑞穂（芳根京子）、一星（佐野勇斗）、河村（田中哲司）は衝撃を受ける。凌介の襲撃に失敗したバタコ（香里奈）は、じっと病院を見上げ…。

https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/story/11.html

●半年にわたる難解ミステリー。手がかりは０

主人公の家族が失踪するところから始まった物語。前半では多くの怪しい人物が登場したものの、決定的な証拠は0。重要人物であった林洋一（深水さん）が殺されたところで後半編へ突入。相関図には現時点で43人の人物が羅列され、どの人物もとにかく怪しく描かれています。ミスリードもたっぷり。

●真相編でスピードアップ

秋元康さんの他企画「あなたの番です」では、毎週人が死ぬ展開だったのに対して、本作はかなりゆっくりの進展。前半で中だるみしてしまったという声もちらほらある中、林が死んだのを皮切りに、子供が見つかったり、バタコの目的が明らかになったり、少しだけアクセルが。

●結末（真犯人）、おもしろかったです。

「犯人っぽく見える人が犯人とは限らない。真犯人はこれを見て笑ってるかもよ」と、冒頭で言った主人公。毎週視聴者は手に入る限られた情報をもとに名探偵のごとく“推理”、その背景の“物語”を想像しましたが、どれだけの人が真相にたどり着いたのか……結末、個人的には予想外でおもしろかったです！

【妻、小学生になる。】金曜22時〜 主演：堤真一さん

元愛妻家の夫、小学生に生まれ変わった妻、大人になりきれない娘の家族再生物語

新島圭介（堤真一）は、10年前に最愛の妻・貴恵（石田ゆり子）を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている元愛妻家。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている。たった一人の家族である一人娘の麻衣（蒔田彩珠）の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れていない。二人の時間は、10年間止まってしまっていたのだ。同じ家に住みながらもバラバラな父と娘。

そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子（毎田暖乃）がこの親子を訪れる。

「わたしは10年前に他界したあなたの妻よ」
―まだ信じられないが、妻のようだ。突然の別れから10年。妻はこの世に生まれ変わっていた。止まったままの家族の時間が、再び動き出す―

https://www.tbs.co.jp/tsuma_sho_tbs/story/ep1.html

●毎田暖乃さんの見事な演技力

本作、これが要です。見た目は小学4年生の女の子にして、中身は1人娘を持つ母であり大人。この難しい役どころを違和感なく演じられている毎田さんで、このドラマは楽しく鑑賞できています。恐るべし10歳。なお、石田ゆり子さんは一瞬、小学生役も自分が演じると思ったそう（笑）。

●これでもかというくらい、あたたかすぎて涙

貴子を亡くしてから生きる気力がなかった圭介、そんな父とコミュニケーションがとれない麻衣、貴子が死んで認知症になった貴子の母、家族の反対を押し切って漫画家になった貴子の弟（神木隆之介さん）。小学生の姿で貴子が戻ってから家族の歯車はまた少しずつ回りだしますが、それは本当の解決になっているのでしょうか。貴子が再びいなくなっても、家族は家族として生きていけるようになるのでしょうか。登場人物たちの葛藤・成長を、回を重ねるごとに感じて涙してしまいます。

●最高の最終回

妻が生き返り、夫と娘が妻がいなくても生きられる強さを身につけて、最後は妻また消えていくんやろな〜という1話からオチが見えていたドラマであったにもかかわらず、シンプルに泣きました。号泣しました。いい話でした。

【ファイトソング】火曜22時〜 主演：清原果耶さん

不器用な３人のじれったくて切ない、恋と成長の物語

空手の日本代表をめざしていたが、突如としてその夢を絶たれてしまった木皿花枝（清原果耶）。全てを失い人生どん底･･･無気力でぐだぐだした毎日を送っていたが、幼馴染の夏川慎吾（菊池風磨）が経営するハウスクリーニングでバイトとして働くことになった。そんなある日、かつて一曲だけヒットを出したが今や落ちぶれたミュージシャン・芦田春樹（間宮祥太朗）の家に客先として訪問することになる。芦田は事務所から、残り2ヶ月でヒット曲を出さなければクビだと宣告され、窮地に立たされていた。

今まで空手一筋で恋もしたことがなかった花枝と、「人の心が分からないから良い曲が書けない」と追い込まれている芦田。そんな崖っぷちの2人がひょんなことから出会いを果たし…。さらに、チャラいが長年花枝を一途に想っている慎吾は、花枝と芦田の急接近に焦りを感じ、やがて三角関係の恋に発展していく。しかし花枝は誰にも言えない、ある“秘密”を抱えており、「これが人生最後の恋」と決めていて･･･。

https://www.tbs.co.jp/fight_song_tbs2022/story/ep1.html

●ときどき見たくなる「もどかしいラブコメ」と「好きな子を応援するいい奴」

スポ根ヒロインの花枝、一発屋ミュージシャンの芦田、花枝の幼馴染の慎吾の、絵に描いたような三角関係。幼馴染の慎吾は健気に万年花枝に片思いで、ラブコメによく登場する、絵に描いたような「いい奴」。「しかも花枝は誰にも言えないある“秘密”を抱えており、「これが人生最後の恋」と決めていて…？」という王道中の王道。結末は予想がつきますが、つい見てしまう鉄板ラブコメです。

●サラッと描かれているものの、厳しい挫折、そして成長

空手選手だった花枝は交通事故で夢破れ、手術で耳が聞こえなくなる可能性も。芦田はコミュニケーション能力がなく、本気で人を好きになったことがない崖っぷちミュージシャン。大きな挫折を味わった人間が恋愛を通して再起、目に見えて成長が描かれ、恋愛の偉大さとあたたかさを感じます。

●優しい世界を生み出す脚本家・岡田惠和さん

脚本は、連続ドラマ「南くんの恋人」「若者のすべて」「ビーチボーイズ」「姉ちゃんの恋人」「この世界の片隅に」から映画「いま、会いにゆきます」「世界から猫が消えたなら」まで、数々の名作を手掛け、2019年に紫綬褒章を受章した岡田惠和さん。ありきたりなラブコメにならなかったのは、岡田さんの生み出す世界がとても優しく穏やかで、心がじんわりあたたかくなるからです。

【ミステリと言う勿れ】月曜21時〜 主演：菅田将暉さん

究極の会話劇！事件の謎も人の悩みも解きほぐす、令和の新感覚ミステリー

秋も深まるとある日、自宅で大好物のカレー作りをしている大学生・久能整（菅田将暉）の元に刑事がやってきた。近所の公園で殺人事件があり、遺体で発見されたのは整の大学の同級生だという。どうやら警察は整に疑いの目を向けているようで、任意同行を求められてしまう。取り調べ室で事情聴取が行われるが、話が脱線しがちな上、警察の矛盾点をズバズバと突いてくる、一筋縄ではいかない整に刑事たちは振り回される。中には妻との不仲について悩んでいることを整に言い当てられ、悩み相談をしてしまう者までいる始末。しかし事件の捜査上でついに、整の指紋が付いた凶器が発見されてしまう…。

https://www.fujitv.co.jp/mystery/introduction/index.html

●累計発行部数1300万部を突破した大人気コミックの実写化

原作『ミステリと言う勿れ』は、2016年から月刊フラワーズ（小学館刊）で連載されている田村由美さんのコミック。累計発行部数は現時点で1300万部を突破、映像化の権利を巡り出版社に問い合わせが殺到したそうです。「この原作は絶対にやりたいと思った」と、主演の菅田さんが語っています。

●主人公・久能整（ととのう）は、令和の「古畑任三郎」

フジテレビのミステリーと言えば『古畑任三郎』の古畑任三郎（田村正和さん）、『ガリレオ』の湯川学（福山雅治さん）ら“変人キャラクター”が思い浮かびます。天然パーマにコンプレックスを持ち、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。「関わりたくないけど、なぜか気になってしまう存在」である今回の主人公「久能整」も、その仲間入りを果たせるキャラクターです。

●社会を疑う力、社会に流されない力

社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する久能整。周囲で何が起きていようとも喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た青年です。流されないことで「得られる大切なもの」を、ハッと気づかされる真理を、彼が教えてくれます。

●キャラクター1人1人の人生に焦点が当たる、魅力的な演出

「僕は常々思ってるんですけど…」という語り出しで会話が始まるとき、会話相手のフルネームのみが一瞬画面いっぱいに表示されます。ドラマ全体を俯瞰していた視聴者の視点が、会話相手に定まるのです。脇役だろうと、犯人だろうと、その人にはその人の、人生があったんだなぁ……と。

【となりのチカラ】木曜21時〜 主演：松本潤さん

人間愛に溢れた中腰ヒーローが現代人の心を救う！社会派ホームコメディ

そして娘の愛理（鎌田英怜奈）と息子の高太郎（大平洋介）という１組の家族が移り住んでくる。優柔不断で困っている人を放っておけない性格の夫とテキパキしっかり者の妻に、ちょっぴり大人びた姉と無邪気な弟――そんな一家がやってきたマンションには、とても個性豊かな住人たちが暮らしていた。

引っ越しから数日経ったある日、隣の部屋から悲鳴が！灯の忠告を思い出し、やや躊躇するチカラだったが、”引っ越しのご挨拶”を口実に、意を決して部屋を訪れてみる！そこは、エリート会社員の木次学（小澤征悦）と妻・達代（映美くらら）、娘・好美（古川凛）が仲良く暮らす家なのだが…チカラは、知ってはいけない木次家に隠された秘密を覗いてしまい…!?

https://www.tv-asahi.co.jp/tonarinotikara/story/0001/

●嵐・松本潤が演じる「中腰ヒーロー」

「99.9」で主人公の弁護士を、NHK大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じる嵐・松本潤さんが、イメージからかけ離れた中途半端男を演じます。「はじめまして、愛しています。」「過保護のカホコ」など独特なキャラクター生み出した脚本家・遊川和彦さんが、かっこよすぎる松潤を、かっこ悪くさせたかったのだとか（笑）

●個性的なキャラクターと、あたたかく描かれる社会問題

舞台は“様々な問題”を抱える住人が住んでいる都内マンション。全身を今日のラッキーカラーでまとめた隣人・道尾頼子（松嶋菜々子さん）。複数の男性が出入りする謎の女性（ソニンさん）。ワケありそうな管理人の星譲（浅野和之さん）が言うことには、601には連続幼児殺人事件の犯人（清水尋也さん）が住んでいると。「うちに知らない男がいるの。強盗よ」と訴える柏木清江（風吹ジュンさん）と、悩みを抱える孫の託也（長尾謙杜さん）……キャラ設定だけでもうおもしろいです。

●考えさせられる、チカラくんの行動

他人が抱える問題を多くの人が見て見ぬふりをする世の中で、自分事のように心配し首を突っ込むチカラ。1話では「虐待」、2話では「ヤングヘルパー」など各回、社会問題が取り上げられます。問題に立ち向かうチカラの小さな「チカラ」は、無駄でしょうか？ほんの少しずつ、確実に、チカラの周りは変化していきます。こんな世の中で「何かしたい、でもちっぽけな自分には何もできない！」と悩む人の「チカラ」にもなるかもしれません。

【愛しい嘘-優しい闇-】金曜23時15分〜 主演：波瑠さん

全員嘘つき。同窓会から始まる恋の予感と、殺人

地元・山梨から上京し、長年の夢だった漫画家デビューを果たすも鳴かず飛ばず…。現在は漫画家アシスタントとして働きながら、苦い毎日を送っている今井望緒（波瑠）。そんなある日、14年前に卒業した中学校の同窓会が開かれることになり、発起人である初恋の人・雨宮秀一（林遣都）から受付担当の依頼が舞い込む。今や東京でIT企業の社長となっている雨宮をはじめ、地元で両親と共にワイナリーを経営している幼なじみ・深沢稜（溝端淳平）、東京で弁護士をしている本田玲子（本仮屋ユイカ）、地元の名家に嫁いで専業主婦となった野瀬優美（黒川智花）、地元の会社に務めるお姫様気質の岩崎奈々江（新川優愛）――仲良し6人組と懐かしい再会を果たす。そんな中、久々に6人で集合写真を撮った望緒の脳裏にふと、過去にも同じような写真を撮った記憶がかすめ…!?

その矢先、雨宮の提案で、同窓会参加メンバーは卒業時に埋めたタイムカプセルを掘り起こすため、中学校を訪れる。埋めた場所の記憶も定かではなく、手こずる面々…。だが、雨宮が急用のため一足先に帰った後も、玲子の執念で捜索を続け、ようやくタイムカプセルを探し当てることに！ その中から、「みんな　忘れないよ　中野幸」と書かれた紙を見つける望緒。ところが彼女はもちろん、その場にいた同級生の誰もがどういうわけか、“中野”の顔を思い出せず…。

https://www.tv-asahi.co.jp/itouso/story/0001/

●登場人物は全員嘘つき？最後の最後まで予測不能？

キャッチフレーズが思わず目を引いたラブサスペンス。「全員嘘つき」と言われてしまえば、全員を疑いの目で見てしまう先入観からスタート。全員、程よく怪しい。

●中だるみに注意

中盤まで特に大きな手がかりなく淡々と進んでいくため、中だるみで離脱する人もいそうです。ほとんどの場面が主要6人のみで構成、撮影場所も毎回おなじみのカフェ(笑)。「誰が犯人？」「どんな展開？」が気になるから視聴している、という温度感です。

●予測不能、とはいうものの予測可能だったかもしれない

「これってこういうことでは？」「最後はこうなるのでは？」という予測が回を増すごとに確信に変わっていき、結局当たってしまった……少し残念。答え合わせにしろ、最後まで気になるは気になるので完全視聴しました。

【ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○】木曜22時〜 主演：黒木華さん

出版社部員の仕事・生き方・恋愛を通して新時代の“人と人とのつながり”を描く、
社会派“風”お仕事エンターテインメント

大手出版社『クスノキ出版』の経理部に所属する瀬古凛々子（黒木華）は、他人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりすることは苦手だが、この世界や他者を知りたいという欲求は強く、優れた洞察力を生かしてちょっとした矛盾や誤りを見抜く能力に長けた女性。経理部では、その厳しいチェックぶりから地獄の番犬・ケルベロスとも呼ばれている。そんな凛々子の能力を認め、彼女の協力で同期のライバルを蹴落として執行役員となった仁和正樹（安藤政信）は、凛々子にある仕事を命じる。それは、クスノキ出版が運営するニュースサイト『カンフルNEWS』の立て直しだった。

https://www.fujitv.co.jp/gossip/story/index01.html

●現代の風潮を表現

“ひとつのネットニュースが、メディアを通して、人々の感情を飲み込んで膨らみ、思わぬ広がり方を見せる現代のネット社会”を描く本作。そこで、ネットニュース記事はどうあるべきか、書き手視点で問題提起しています。黒木さん演じる主人公に恋する男たちの恋愛要素を含みながら、人の人とのつながりから生まれるさまざまな人間ドラマも。

●静かにおもしろいミステリードラマ

たかがネット記事、されどネット記事。1つの記事がときに事件を解決したり、隠れていた真相を暴いたりとおもしろいミステリードラマでしたが、最後までかなり静か、かなり暗かったです。

●Twitterトレンド入り「#溝端淳平」

「愛しい嘘」にも出演していた溝端さんでしたが、本作のほうが胸キュン声が多かったです。最終回、黒木さん演じる瀬古凛々子にしたある行動が女子のハートを射抜き、Twitterでトレンド入りしました。

【DCU】日曜21時〜 主演：阿部寛さん

水難事故に隠された謎？手錠を持ったダイバーのウォーターミステリー！

2022年、海上保安庁に「潜水特殊捜査隊」、通称「ＤＣＵ」が発足した。ＤＣＵ設立の目的は、島国日本において海や河川で発生する事件の解決や、水際からやってくるテロなどからの防衛。いわば水際捜査に特化したエキスパート集団だ。…ＤＣＵは海上・水中だけではなく陸上の捜査権限も与えられることになったのだが、そのことが警察関係者との間に溝を生んでいた。

そんなＤＣＵが発足と同時に捜査に向かったのは、群馬県のダム湖。数日前に上陸した大型台風によりダム湖内の水流が変わり、ある人物の頭骸骨の破片が発見されたのだ。警察には手が出せない水深100メートルというダム湖の水底を新名たちが潜水捜査すると、そこには思いもよらない景色が広がっていた。容疑者として名前が挙がったのは、建設会社の社長で社長就任以前はダム事業を担当していた小山内正一（中村芝翫）、その秘書でどこか陰のある若林朱里（高梨臨）、会社の金を使い込んだことが発覚し、ロシア出張時に失踪して現在も行方不明の野田浩正（宮野真守）。ダム建設に関わっていた疑惑の３人、そして隠された事実とは…。

https://www.tbs.co.jp/DCU_japan/story/ep1.html

●ありそうでなかった“もしスキューバダイバー捜査官が存在したら？”

舞台は、海上保安庁に新設された「ＤＣＵ」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる“水中未解決事件を解明すること”という設定。実際、四方を海に囲まれ河川や湖、人工の水場も多い日本では遺体を水中に投棄・隠ぺいするなどの事件が数多く発生しているが、多くの危険や困難を伴うため、地上の事件に比べ解決率が低いそう。これは「もしスキューバダイバー捜査官」が存在したら？という日本に明るい光を灯す可能性あるドラマである。

●TBS×ハリウッド大手制作プロダクション

いつもながらに豪華な「日曜劇場」、今回はハリウッド大手制作プロダクションとの共同制作である。撮影は海上保安庁の全面協力のもと、実際の巡視船や防災基地などで予定されており本格的。主演は『新参者』『下町ロケット』『ドラゴン桜』など日曜劇場で数々の主演を務めた阿部寛さん、役者たちは全員、本職ダイバーさんから学んでいるそうです。

●水上で繰り広げられる人間ドラマ

水中に潜り、様々な難事件を解き、その裏に潜む悪に立ち向かっていく個性豊かなメンバーたちには横浜流星さん、中村アンさん、高橋光臣さん、岡崎体育さん、有輝（土佐兄弟）さん。“水”にまつわる事件に遭遇して人の命と尊さを厳粛に扱う一方で、彼らの人間模様をしっかりと描いていくこともこのドラマの魅力とされているが、水だからこその悲しい出来事も起こり……リアリティに目が離せません。

【鹿楓堂よついろ日和】日曜22時30分〜 主演：小瀧望さん

和風喫茶を舞台に人々の心温まる交流を描く“癒やし系飯テロ”ドラマ

仕事の電話をしながら、カツカツとヒールの音を響かせて歩く女性・つばさ（ファーストサマーウイカ）。ふと足を止めると、目の前に趣のある古民家風の和風喫茶『鹿楓堂』が現れる。吸い寄せられるようにつばさが店に足を踏み入れると、着流し姿のスイ（小瀧望）が優しくほほ笑んでいた。

「いらっしゃいませ、鹿楓堂へようこそ――」

小さな悩みや、誰にも言えない寂しさを抱えて店を訪れるお客さまを温かく出迎えるのは、店主でありながらヘタレ天然ぶりを発揮する天真爛漫なお茶担当のスイ、演歌に時代劇とシブい趣味をもちおじいちゃんのように達観した料理担当のときたか（葉山奨之）、照れ屋でツンデレで負けず嫌いな毒舌最年少のスイーツ担当の椿（大西流星）、そしてイタリア人と日本人のハーフで奇怪なラテアートで周りを惑わす裸族ムードメーカーで珈琲担当のぐれ（佐伯大地）。

これは、4人の心温き青年たちが、悩みを抱え、ちょっぴり人生に傷ついてお店にやって来たお客さんたちにそっと寄り添い、心とお腹を満たしていく、おいしくて優しい物語。和風喫茶『鹿楓堂』、いよいよ開店です――。

https://www.tv-asahi.co.jp/rokuhodo/story/0001/

●イケメン着物男子×おいしい食べ物＝癒し

忙し過ぎて食べることを忘れたサラリーマン、時代の流れに逆らえず廃業を決意したおじいちゃん、恋をしているのに自信がもてないスイーツ大好きなコワモテおじさん……悩みを抱え、ちょっぴり人生に傷ついたお客さんたちに自分を重ね、魅惑のイケメン着物男子が提供するグルメにただただ癒やされるドラマです。女の子のような「なにわ男子」の大西流星くん、かわいすぎて破壊力MAX。

●各回食べ物がものすごく美味しそう。安定の飯テロ

イケメンが心を込めて提供してくれるだけでおいしいのですが、各回登場するグルメがとにかくおいしそう！ナポリタン、豚角煮、オムライス、抹茶パフェ、わらび餅、モンブラン……小瀧さんが「楽しみなものが多過ぎて、僕も含めたキャストのみんなが太らないか心配です（笑）」と危惧するほど。

離脱

【ムチャブリ！】水曜22時〜 主演：高畑充希さん

出世欲のないOLが社長に！？タイプの違うオトコたちの板挟み！？爽快お仕事コメディ

高梨雛子（高畑充希）は、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し続けるスタートアップ企業、「リレーション・ゲート」の社長秘書。社長の浅海（松田翔太）はカリスマ性のある男だが、直感で動く彼の“ムチャブリ”に、雛子は振り回されてばかり。おかげで６年間彼氏ナシのまま、30歳を迎えてしまった。

そんな雛子にクリスマスの夜、いつものように浅海から突然の電話が入る。社内で募っていた新規事業の企画に、雛子も応募しろというのだ。いつものムチャブリに雛子はヤケクソで、数年前に出した企画書の年号を平成から令和に書き換えただけで提出する。すると困ったことに企画は採用され、雛子は前ふりもなく子会社設立の記者会見の場で、突然社長に任命されてしまう！

https://www.ntv.co.jp/muchaburi/story/01.html

2話離脱。1話で社長の浅海（松田さん）の俺様っぷり、主人公のOL高梨雛子（高畑さん）が社長に就任、社長の座を目指していたライバル社員大牙（志尊さん）が高梨に目をつける……といったキャラクター展開が分かります。レストランを更生させるというストーリー自体は、1話完結で面白かったです。ただ、お仕事ドラマにあまり興味がないこと、なんとなく先が読めてしまうなと思ったことで離脱。「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」と同じ雰囲気を感じました。

まとめ

穏やかでゆるいドラマが集まった今期。Twitterでは「リアタイを白熱して見ていた『最愛』が恋しい」という”最愛ロス”が多く見られました。

ドラマは期によって、似たジャンルが集まる傾向がありますよね。次期はどんなドラマに出会えるでしょうか。楽しみにしています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！