【3分で知る】メンヘラは境界性人格障害?その関係性と特徴とは?

AとB

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A境界性人格障害は、いわゆるメンヘラ。メンヘラの7割が境界性人格障害って言われている。今は7割以上かな?

B境界性人格障害がメンヘラっていうのは、よく聞く。

A:うん。だから前回の話、境界性人格障害の人の「死にたい」は、メンヘラが「死にたい」って言うのを想像してもらうと分かりやすいかも。

B:なるほど。

A:境界性に限らず、この「人格障害」っていうくくりには基準に大きな特徴があって。「自分が困ること、または第三者が困ること」とされているの。

B周りの人が気づくというより、周りの人が困るっていうパターンね。

A:そう。以前、こころの病気は「自分が困っていないのに、障害って言うのおかしくない?」って話をしたと思うのだけれど、

A人格障害、この境界性人格障害は、第三者に悪影響が及ぶことを基準に明記している。

Bそれだけ第三者に影響を与えやすい障害ってことか…

A:そう。例えば、いくつかの人格障害に見られる特徴「良心が欠けていれば」嘘をついたり、騙したり、傷つけたりが平気でできる。その延長線上には、物理的な危害を加えたり、殺したりに繋がる可能性があるよね。この話をすると「いやさすがにそこまではしないでしょw」って周りの人たちは軽く言うけれど、その根拠は?って。既に予想できない行動をする人が、どこまで予想できない行動をするかなんて、分かるはずないのよね。事件が起きたとき「まさかこんなことするなんて……」ってよく聞くでしょ。本当は、もっと前から深刻だったと思う。

B:確かに、小さなことでも「良心が欠けている」って根本は同じだもんね。境界性人格障害の、最初の症状はどんな感じなのかな?

境界性人格障害

 

不安定な対人関係,自己像,感情(すなわち,感情の調節不全),および顕著な衝動性の持続的なパターン。この持続的パターンは以下のうちの5つ以上により示される:

・見捨てられること(実際のものまたは想像上のもの)を避けるため必死で努力する
・不安定で激しい人間関係をもち,相手の理想化と低評価との間を揺れ動く
・不安定な自己像または自己感覚
・自らに害を及ぼしうる2領域以上での衝動性(例,安全ではない性行為,過食,向こう見ずな運転)
・反復的な自殺行動,自殺演技,もしくは自殺の脅しまたは自傷行為
・気分の急激な変化(通常は数時間しか続かず,数日以上続くことはまれ)
・持続的な空虚感
・不適切な強い怒りまたは怒りのコントロールに関する問題
・ストレスにより引き起こされる一時的な妄想性思考または重度の解離症状

また,症状は成人期早期までに始まっている必要があるが,青年期に生じることもある。

参考:MSDマニュアルプロフェッショナル版

A:境界性人格障害は、見捨てられ不安が強いのが特徴。誰かと一緒にいても「私はこの人にいつか見捨てられるんじゃないか」っていう不安が強い。だから人間関係が不安定で、仲良くする人はコロコロ変わる。

B:見捨てられるのが怖いんだ。

Aそう、いわゆるかまってちゃんになってしまう。前に話してた「死にたい」の話に戻るけれど、Bが「漠然と死にたいと感じつつ、公言はしない」のに対して、かまってちゃんは「死にたいと公言することで、注目を集める手段にする」ことが多い。Bの「死にたい」とはまた違うと思っている。

B:そうだね、私は手段ではない。そうか、「死にたい」にもいろいろあるんだね


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