「自分が傷つくリスクをとりたくない」VS「外の世界を一緒に見に行こう」②

AとB

A:傷つけたり傷つけられたりする恐れがあるから、Bは性格や生き方について人とあまり話さないって言ったけれど、私は「相手が何を考えているかは分からなくない?」ってBからもらった言葉に救われたよ。傷つくことなく、本当にそうだなっていう気づきとして。

B:それは「本当にそうだな」って気づけたのがすごいんだよ。普通、嫌な気持ちになるよ。

A:そう?私が単純だからかな……

B:私、Aに喰い下がって言ったんだよね?そんな記憶ないのだけれど、実は無意識にいつも喰い下がって質問しているのかな?

A:Bにとって、あまりに自然なことだったんじゃないかな。例えば誰かが「地球って『四角い』よね」って言ったら「(最大限の研究の結果)現時点では一応『丸い』ことになってるよ」って知っていることを返すのは自然じゃん。私が言っていることが根拠があって「おかしい」と思ったから、「おかしい」と返しただけ。そのおかげで私は、多くのことに気づけたよ。

B:でも私は研究者じゃないよ。私の言葉で気づかせて、大丈夫?

A:もちろん受け取る側も、100%真に受けているわけじゃないよ。考える材料の一つになるじゃん。「四角だと思っていたけれど、丸かもしれないな?専門家に話を聞こうかな?本を読もうかな?」って世界が広がる。めちゃくちゃ有難い。

B:でもAは、わざわざ気づく必要なんて、なかったじゃん。ずっと四角だと思っていたって困らないでしょ?

A困るよ。「知らない」って……世界が狭くなっちゃう。楽しくなくなっちゃう。丸だと知っている人たちは、四角だと根拠なく思い込んでいたる人からはどんどん離れていく。それこそ「Aが四角だと思っていたって、Aの自由だし」って。でも私は知りたい、教えてほしい。楽しいよ、新しい世界を知ることは。

B:この世は、新しい世界を知ることを好まない人のほうが多いと思うよ。

A:知ることを好まない人は、もちろん知らなくていいよ!人に強制することは一切ない。ただただ私が、あれ?私が見てた世界、狭すぎない?って世界を知ることで生きやすく楽しくなるだけ。

Bどの世界が良いってわけじゃなくて、世界の幅が広がるのは確かに楽しい。

A:そう。だから有難いよ、教えてくれる人。

B:いやでも、Aはそう言ってくれたけど……やっぱり新しい世界を知りたくない人も多いよ。あぁ、私、無意識に、おかしいと思ったことを正直に「おかしいよ」って指摘しちゃっているんじゃないかな?人のメンタル刺すようなこと言っていないかな?

A:あとは相手との関係値と、言い方と捉え方の問題じゃないかな。万が一、Bが私以外の人に言っていたとしても、嫌な言い方はしていないと思う。そもそも友達に、悪意を持って言うことなんてないんだから。

B:そうね、悪意を持って言っているわけではない。

A:友達の言葉でメンタルやられたとき、悪意を感じたなら友達関係を疑った方がいいけれど、ぐうの音も出ないほど刺さったり傷ついたりしたなら、自分と向き合う時間が必要だってことだと思う。

B何か言われたとき、何が自分にとって「嫌」だったのかを言語化するのは大事だね。

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