A:Bとの対話をネットに書こうと思ったのは、自分たちの世界だけで完結させないようにしようって思ったからなんだ。
B:Aも私も、変わってるって言われ続けて生きてきて。
A:そう。2人とも昔から、変わってるね、変わってるねって言われ続けて……。「確かに、お互い変わってるよね」「でも本当に変わってるのかな」って議論してきたけれど、2人で議論し続けても当然分からなくて(笑)世の中から見て、本当に私たちはマイノリティなのかなって。
B:私たちの話に100人加わってくれたら、もう少し世界が広がるんだけど。
A:それができないから、ちょっと皆の目に触れられるところに出してみようっていう。私たちって、どれくらい変わってるのかな。どうすれば普通になれるのかな。どこに行けば生きやすいのかな。そもそも、本当に変わってるのかな……って。他の“変わってる誰か”が見たときに、「ああ、これ、分かる。分かる」って……
B:共感してくれたら、Aは嬉しい?
A:いや、共感はどちらでもいい。その人が楽になってくれたら嬉しい。あとは興味かな、どれぐらいの人が私たちに共感するんだろうって。
B:やっぱり共感は得られないんだな〜とかね(笑)
A:あと、私とBの対話って、第三者が聞いたときに「そんな話してるの!?普通しないよ!」って驚かれるような話が多かったんだけど、
B:そう言われたこともあったね。
A:その対話に、私は今も助けられることが多くて。そして悩んでいる誰かに、Bとの対話で気づいたことをまとめて伝えたら「なんか解決したわ……ありがとう!」って言われることも多くて。もしかしたら私たちの話は、自分だけじゃなくて、他の誰かにとっても悩み解決のヒントになるのかもしれないって思ったのもある。
B:それ、悩んでいる誰かを呼んで、5、6人で話したら早いんじゃない?
A:うん。いつももっと人数増やして話せたらとは思う。でも、だからといって実際に5、6人で話すのも違うなって思う自分もいて……。1人1人と深く話せたらいいけど、人数が増えることで浅く散ってしまうのは違うなぁって。だから結局10年間、Bと一対一で喋ってる(笑)Bは、人数増やして話したいの?
B:私はサシが好きだから(即答)。
A:そうなんだよね。結局、大人数よりサシが好き。大人数の飲み会は苦手。
B:ね。でも繋がりが全くなくなるのも怖いから、飲み会は「行かなきゃ!」って気合い入れて行く……みたいな(笑)
A:お互い、大人数があまり好きじゃないよね。でもサシで話すのはめちゃくちゃ好きだから、私はB以外の人とも結構一対一で話しているよ。
B:私はAとしか話さない(笑)
A:それは本当に私だけでいいの!?って心配になる。私は、いろんなサンプルを集めたいと思っちゃうんだよね。
B:Aは、人間の実験好きだもんね。
A:そう。昔から、心理学実験ばかりしていた。
B:それはそうと、ネットに書くの大変じゃない?
A:毎日日記書いてるんだよね。Bとの話も書き留めているよ。どっちにしろ、書くことに変わりはないから。
B:でも、10年間話したことでしょ。
A:え、さすがに今から10年間の対話を書くのは難しいよ(笑)
B:10年間、ダイジェストみたいな?
A:今からの対話でもいいかなって。過去の話もよく出るし。でも確かに10年間、全部書き留めておけば良かったなあ(笑)
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