最愛あらすじ
サスペンスラブストーリー!“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく・・・その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/archive/20210814/
2話はこちら
3話あらすじ(10月29日放送)
大輝(松下洸平)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜のことを話し始める。
署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。
そんな折、「真田ウェルネス」に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/
3話ネタバレ(10月29日放送)
梨央と大輝
2021年現在、梨央(吉高由里子)は大輝(松下洸平)に話をすべく近所のお店に入りました。「東京に行ったら、もんじゃ焼き食べるって言ってたよね」と思い出話をする二人。「優、どうしてる?」と尋ねる大輝に、梨央は「月に1回は連絡がくる。何してるんだろう」と答えます。そして昭(酒向芳)の話になります。昭は大学にも寮にも康介(朝井大智)のことを聞きに訪ねてきており、その姿を大輝は見ていました。「あの時、助けになれていたら」と、大輝は後悔を口にします。梨央は、お守りは大輝から貰ったその日に失くしたこと、昭と3日の夜12時頃に芝池公園で会ったことを大輝に話します。
梨央「話をしただけ、何もしていない。私は殺してない。」
加瀬(井浦新)は梨央のいるお店に向かう途中、あの情報屋(高橋文哉)とぶつかります。お店に着くと、梨央が大輝と勝手に会ったことを責めます。
加瀬「なんで、電話にでない?」
梨央「だって……」
加瀬「そうやって、すぐ子供みたいに言い訳する」
その頃、橘(田中みな実)は警察署前で待ち伏せをしていました。梨央と話し終えた大輝に事件について聞きますが、大輝は無言のまま警察署へ。署内では、梨央の行動を桑田が解説していました。梨央は、車を降り公園に向かい、昭に会い、息子について聞かれ「分からない」と答え、8月4日午前42分に自宅に到着した、と。大輝が梨央から聞いたことと矛盾しません。桑田は、梨央は白だと言いますが、大輝は納得していない様子でした。
8月2日、午後4時3分の防犯カメラの映像で、昭が抱えているのはお金が入っている青い袋でした。昭がホテルを出て戻るまで15分、入手先は未だ不明です。山尾が、梨央には500万の取引履歴がないことを調べ上げました。そして桑田は、康介のクズっぷりに怒りを示します。康介の暴行の被害者は19人で、記憶がない人ばかりでした。大輝は、タクシー会社に聞き込みをします。そして事件当日、タクシー内の梨央の映像を見ると、大輝は梨央が泣いていることに気づきました。
梨央『優がいなくなったとき、私には何もできなかった。優のためなら何でもできると思ったのに。何もできなかった。』
優がいなくなったわけ
翌朝、梨央は部屋に飾ってある大量の絵葉書に向かい「おはよう」と挨拶をします。それは、優から毎月送られてくるものでした。
「姉ちゃん、僕は記憶を取り戻した」という書置きをして、優はいなくなりました。1人優を探す梨央でしたが「あなたには新しい家族がいます!頼ってください!あなたを失ったら梓さんが悲しみます!」と加瀬が梨央に伝え、その後梓が優を見つけ出しますが、本人の希望で梨央には会いたくないとのこと。「その理由は梨央もよく分かっていると優が言っていた」ことを聞かされ、梨央は黙ります。実は手紙には、優が人殺しを思い出したことも書かれていたのです。梨央は、せめて月に一度、連絡をするように依頼します。その日から、優から絵葉書が届くようになりました。
テレビでは、ニュースで昭と康介のことが報道されています。梨央が出勤すると、後藤が待ち構えていました。「(新薬の)説明会を中止しろ」という脅迫メールが届いていたのです。しかし、この手の悪戯はこれまでにも多くあったと梨央は説明会を決行します。
梨央の秘書である児島は、梨央を心配し、刑事である大輝と桑田に脅迫メールを見せました。梨央を尾行する大輝と桑田、そこで意外にも梨央が質素な部屋で暮らしていることを知ります。
真田ウェルネス新薬説明会
説明会当日。外を警備していた大輝は、以前梨央が轢かれそうになった車と同じナンバーの不審車両を発見します。既に犯人が侵入していると考え、大輝も急いで会場内へ。会場内のトイレでは、男が警備員に扮し、ナイフを片手に梨央の控え室に向かいました。梨央は不審者の存在に気づくも、そのまま男に脅されます。携帯が落ちて加瀬に繋がりますが、話すことができません。背中にナイフを突き付けられ、梨央は歩き出しました。そんな梨央を見つけ助け出そうとした加瀬は、左腕を切られてしまいます。やって来た大輝がすぐさま犯人を逮捕、男は「真田梨央は人殺しです」と叫びました。
梨央と加瀬は、救急車で病院に向かいます。怪我をしているのにも関わらず、梨央の心配をする加瀬。大輝も駆けつけ、病院の待合室にいる梨央に「怖かったろ」と声を掛けました。犯人は「森下たかし」という元社長であること、真田ウェルネスに研究員を引き抜かれたことで会社が潰れたと思い、恨みで犯行に及んだことを大輝は梨央に伝えます。真田ウェルネスの治験で、患者が亡くなっていたことを知っている大輝は梨央に問いますが、それは事故だと梨央は返します。さらに、昭からも脅迫をされていたのではないかと問うと、梨央は何も答えません。
梨央「本当に友達として話せたらいいのに。どこ行きたいとかあれ食べたいとか……」
大輝「箱根駅伝のコース散歩するって言ったな」
梨央「優もいてお父さんもいて、みんな優しくて。何も怖くなかった」
大輝「ずっと、気になっとった……」
その頃、橘は後藤に、梨央と昭の500万の関係性が書かれた記事をチラつかせます。そして、記事を表に出さない方法があると伝えました。
警察では、昭の500万の受け渡し現場が、防犯カメラから見つかりました。現場は喫茶店。映っていたのは、あの情報屋でした。情報屋は、隠しカメラで何かの映像を見ています。その映像には、梨央の姿が映っていました。
感想・考察
梨央を殺そうとした元社長は、事件とは無関係
今回は、もともとの謎が解明されるというよりは、更に謎が深まるという展開。脅迫文を送り、梨央を殺そうとしたのは「森下たかし」という元社長でした。
昭の事件とは直接関係なさそうな犯人ですが、「真田梨央は人殺しです」と叫んだのが少し気になります。その言葉通り受け取れば、梨央は昭、または他の誰かを殺してしまっている可能性があります。治験の事故で亡くなった被験者も、本当に事故で亡くなったのか怪しいところです。
情報屋が、昭に500万円を渡していた
情報屋が、昭と金銭面でのやり取りがあることが明らかになりました。情報屋は後藤と関わりがあるため「真田ウェルネスが隠したい情報を、昭が知っていて、口封じに情報屋を使って賄賂を渡している」可能性が考えられます。
ただし、情報屋が優であるかどうかはまだ分かりません。
1話、2話の謎はまだ解明されていないことばかりです。次回、何か重要なピースが明らかになることを楽しみに視聴します。
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