最愛あらすじ
サスペンスラブストーリー!“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく・・・その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/archive/20210814/
3話はこちら
4話あらすじ(11月5日放送)
事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱きはじめ、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。
その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。
翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた・・・。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/
4話ネタバレ(11月5日放送)
後藤『かけがえのないものと聞いて、何を思い浮かべるか。家族、友人、恋人。でも、それらを持たない人間は?私は、自分を受け入れてくれたこの場所を何よりも大切に思う。寂しい人間といわれようとそれが私の人生だ。世の中には孤独と折り合いがつけられる人間とそうでない人間がいる。彼もおそらく私と同類だ』
後藤と橘
「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事を梨央に突きつけ、後藤(及川光博)は会社の心配をします。「ただの嫌がらせだ」と加瀬(井浦新)の言葉も聞かず、「嫌がらせが続くこと自体が問題」だと後藤は、梨央(吉高由里子)の経営に不満を表します。何かあれば責任を取るようにと、梨央に忠告しました。
後藤は、梓(薬師丸ひろ子)の父が後継者に指名していたほど優秀な人材でした。しかし梓が梨央を抜擢したことで、その話はなくなります。それでも後藤は、真田ウェルネスのために今も働いているのです。後藤になかなか認めてもらえない梨央ですが、認めてもらうためには「創薬事業を、介護事業と同じくらいに育てる」ことだと決意を新たにします。
一方、警察。昭(酒向芳)の行動履歴が判明しました。7月29日から死亡した8月3日まで、真田ウェルネスがある二子玉川駅を毎日通過。昭は毎日、真田ウェルネスに通っていたのです。お金を受け取ったのは8月2日でした。
後藤は、橘(田中みな実)に会います。梨央と昭の500万の関係性が書かれた記事のゲラを見せながら橘に目的を問いますが、橘は答えません。そして橘より「真田ウェルネスさん、たくさんのペーパーカンパニーをお持ちですよね」と登記簿謄本を見せられます。後藤はすぐに情報屋に連絡し、橘の身元調査を依頼しました。
橘について調べた情報屋は、後藤に連絡します。橘しおりの経歴は以下でした。
・青森県弘前市出身。実家は旅館。
・地元の高校卒業後、法都大学入学。
・2006年9月〜1年間休学。その間、両親が離婚。
・卒業後、新聞社に入社。記者クラブ賞を受賞。
・4年前に退社、フリーランスに転身。
大輝と加瀬と、中傷記事
真田ウェルネスに、大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)が情報屋について聞き込みに来ました。梨央も加瀬も、情報屋には心当たりがないと話します。続けて大輝は加瀬に、事件のあった時間のアリバイを訊ねました。加瀬のアリバイは、
・午後11時半まで梨央と会社にいた。
・その後、自宅の一戸建てに帰宅。帰宅時間は、12時頃。
・防犯カメラはなし。
とのこと。大輝が、深夜に加瀬が梨央にメールをしていたことを不審がり問うと、加瀬は「(梨央とは)家族です!」と即答。そして、今後梨央に話が聞きたいときは自分を通すようにと大輝に告げます。その後、桑田は山尾に、大輝と梨央の関係を訊ねます。「結構、深い関係に見えたんで」と。
その夜、電話がつながらず心配になった加瀬が、梨央の家を訪ねます。充電が切れていただけのことで安心する加瀬。そして、スマホの画面を梨央に見せます。そこには、真田ウェルネスを批判する記事が掲載されていました。そのニュースを書いたのは、ゲラを書いた人物とは別人だと話します。
政信は梓に、記事がでたこと、梨央が警察に調べられたことを梓に怒ります。放っておけばいい、と返すも、梓もどこか気にしている様子でした。また、記事が出たことで、不安になり治験を断る患者がでてしまいました。創薬ラボ所長の海野こずえ(峯村リエ)とともに梨央は、病院に患者を説得するよう訴えかけますがうまくはいきません。記事を読み不安になった社員から質問も来るようになりました。
梨央と大輝
梨央が夕飯を食べに店に入ると、テレビで駅伝のニュースが流れ、大輝が走るのを思い出します。すると大輝から電話が。桑田に待機を指示し、大輝は一人で店に向かいます。二人は、携帯番号を変えていなかったのです。
梨央「大ちゃん結婚は?」
大輝「してねぇよ」
梨央「彼女は?」
大輝「はやく飲めよ。俺の身辺調査はいいから……」
警察が動いているため、大輝は梨央に「帰ったほうがいい」と伝えるも、店で話し始める二人。思い出話から、話題は優のことになります。「優、覚えてるかな。忘れちゃったかな。優のために薬を作ろうと頑張ってきたのに……」
店をでると、大輝は梨央に送ると言います。「すべてを打ち明けてしまいたい」と思う梨央。ずっと言えなかったこと、全部、を。
梨央「大ちゃん、私やっとらんよ、渡辺昭さん、殺しとらん」
大輝「信じるよ、お前がやってないこと俺が証明する。だからそっちも諦めるな」
赤信号の横断歩道、梨央は大輝に抱きつきます。
梨央「薬、絶対、作る。実現したら、最初に報告する」
大輝は、梨央を抱きしめたいのをこらえます。信号は、赤から青に変わりました。
梨央『それまでは何があっても弱音なんてはなかない。壁にぶつかっても。孤独に苛まれても。やるべきことはやる。大切な人に誇れる自分でいるために』
梨央と優の再会
真田ウェルネスの役員会にて。記事について梨央は「事件に関与していない」と主張しますが、後藤はそれを認めません。現在、創薬事業の収益はゼロです。「責任をとる覚悟があると言いましたよね」と後藤は梨央を追い詰めます。
海野が、梨央の熱意が医師たちに通じていること、加瀬が、実現すれば必ず収益があることを主張し、1年以内に結果を出すことを条件に、梨央は社長を継続することに収まりました。
一方、大輝と桑田は情報屋の在処を見つけます。名前は、生田誠。マンスリーマンションに1年前に入居していました。聞き込みをしているところ、ちょうど生田が現れ、2人を見るなり逃げ出します。生田を追う大輝。踏切の遮断機が2人を阻んでしまいます。
大輝「逃げても無駄だ。逃げてもなんも変わらないぞ」
大輝は生田について、本部に電話で報告します。そこに、大輝の携帯に情報屋から電話が……
情報屋「205号室、机の上のPCにある803のフォルダを見て。パスワードはYA55、それを見れば本当のことがわかるよ……大ちゃん」
大輝は、情報屋に言われた通りフォルダを開けます。これは個人捜査に当たるため、警察としては違法捜査です。フォルダの中には、梨央と昭が言い争う映像が。梨央が立ち去り、そして昭が首を絞められている場面になります。首を絞める手には、傷がありました。
その頃、梨央の携帯に同じ映像が送られていました。そして「グランドセントラルビルの屋上で待ってる」と、メッセージが届きます。梨央が屋上に行くと、そこには情報屋……弟、優の姿が。手には変わらず傷があります。
梨央「今までどこにおったんや、優、もう会えんかもしれんと思っとんたよ」
優「本当はそのつもりだった。一生会わんつもりやった。動画、見たよな。ごめんな、姉ちゃん、やったのは俺なんや」
伏線・考察
情報屋の正体は、梨央の弟である優
いよいよ明かされました、情報屋の正体。こちらはネットで考察されていた通り、弟の優でした。ほくろの位置が、早々の考察の決め手になっていました。
渡辺昭を殺したのも優
そして、昭を殺したのが優だと判明しました。これまでの映像が事実であれば、優は渡辺康介、昭親子を両方殺害したことになります。
梨央の最愛は、弟である優でした。そして優の最愛も、姉である梨央でした。そして最愛であるが故、優は殺人を犯してしまったのです……。梨央は、どう受け止めて生きていくのでしょうか。大変辛い事実が暴かれた回となりました。
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