最愛あらすじ
サスペンスラブストーリー!“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく・・・その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/archive/20210814/
4話はこちら
5話あらすじ(11月12日放送)
ついに再会を果たした梨央(吉高由里子)と弟の優(高橋文哉)。優は9年間自分がどのような人生を歩んできたか、そして携帯電話の記録動画から自らの罪を打ち明ける。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep5.html
一方、イヤホン男の住居を割り出した警察は、誠と真田ウェルネスとの関わりや、誠と優が同一人物であることも突き止めていた。さらに、大輝(松下洸平)は15年前に大麻事件を起こした元陸上部員の長嶋(金井成大)のもとを訪ね、事件当夜に関してある重要な証言を得る。
そんな中、真田グループの情報を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)について調査する加瀬(井浦新)は、後藤(及川光博)との接点を突き止める。
そして、9年ぶりに優と語り合った梨央は、ある大胆な行動に出るのだった――。
第5話 ネタバレ(11月12日放送)
優『悲しい日が続くと姉が夢に出てくる。夢の中の姉は背が高くて、少しカラダを傾けて俺の顔を見る。覚えてなくても大丈夫。姉ちゃんが優の分まで覚えとく。頼りない俺を守ろうとするあの頃の姉だ。オトナになった今の姉は一度も夢に出来ない。』
梨央と優の再会、真実
2021年現在。「動画見たよな、ごめんな、やったのは俺なんや」そう話す優(高橋文哉)に、何も話すなと梨央(吉高由里子)。加瀬(井浦新)が警察の尾行をまき、梨央と優は6階の一室へ。「ずっと会いたかったんやよ、なんで一人にしたの……」そう言う梨央に、優は失踪の理由を話します。
2012年、上京した優は、真田家の人が何を考えているか分からず、学校にも馴染めず、自分が人とは違うと思うようになりました。昔に戻りたく、昔のことを覚えておきたく、削除した画像を復元。そこで、自分がやったことを知ります。「梓さんや姉ちゃんに、迷惑かけたくなかったで」話しながら、優は涙ぐみました。
高校卒業までは、優は梓と加瀬に面倒を見てもらいながら山梨で寮生活をしていました。2018年、ひとりで生きていかなければと情報の勉強をしていたとき、梨央が社長になったことを知り、梨央の敵になり得る後藤に近づきました。
優「後藤さんが姉ちゃんを追い出そうとしたら、俺が姉ちゃんを助けようと思った。でも、もう助けられん。俺、警察に追われとる」
優は梨央が薬を開発していることを知っていました。梨央は、優に治験を受けてほしいと頼みます。
優「無理、やったのは俺なんや」
梨央「そのこと、記憶にある?優は何もしとらん」
優「記憶になくても記録に残っとる」
自首をする、という優。その前に梨央に会いたかった、と最後に伝えます。その後、梨央は加瀬に「優の事知ってたのね」と話し、加瀬は優の部屋に差し入れを持って向かいました。過去、優は「消えてなくなりたい」と加瀬に訴え、加瀬は梨央に手紙でも書いたらと提案していました。吐き気をもよおしている優に、「今も興奮すると記憶が飛ぶの?」と加瀬が聞きます。
後日、梨央の部屋に、加瀬が頼まれていた印鑑と通帳を持って来ました。そして梨央は加瀬に、優の動画を見せます。続けて梨央は、岐阜の白川に、2人で1日行きたいと頼みます。加瀬は、優を必ず連れて戻ること、警察に会ったら自分に電話することを梨央に約束させます。
大輝と桑田(佐久間由衣)は、加瀬の車の後をつけます。梨央は、車を降りて電車で移動。大輝は車から降りる梨央を横目に、岐阜に行こうとしている梨央を逃してしまいます。
大輝と元陸上部員
警察では、お金を渡した男と、殺した男は同一人物と分かり、生田誠を追っていました。大輝(松下洸平)は、梨央に異母兄弟がいると、山尾(津田健次郎)に伝えます。大輝は、陸上部員で大麻に手を出していた長嶋(金井成大)に会いに行きました。長嶋は、昭(酒向芳)が7月末にやって来たことを伝えます。また8月3日は、長嶋にはアリバイがありました。最後に大輝が、優の居場所を知らないかと聞くと、長嶋は15年前の「あの台風の日、外で叫び声が聞こえた」と話しました。恐らくそれは達雄(光石研)の声で、次の日ゲッソリしていた、と。
梨央と優の逃亡
飛騨高山行きのバスに乗った梨央。そのバスを追う大輝と桑田。バスがバス停に停車すると、そこには優が。大輝は、生田(優)が乗車したことを山尾に連絡します。バスの中では、梨央の隣に優が座り、「おばあちゃんの葬式に出れんかった。おばあちゃんに謝らんと、お父さんにも」と、梨央の肩にもたれました。
梨央と優は無事白川に到着。加瀬が、「必ず帰ってきて」と梨央のスマホにメッセージを送る頃、2人はお墓参りに。「お父さん、幸せやったんかな?」達雄が死んだときのことを、優はうっすらと覚えていました。梨央は、優に預金通帳と印鑑を渡します。
梨央「逃げて、遠くに逃げて。そんでまたいつか会いに来て」
優「逃げても無駄やさ。俺、逃げてばっかだった。もうしんどいわ」」
実家に戻る梨央と優。大輝と桑田も家の前まで来ましたが、梨央の父親である達雄について確認したいと、白山大学に行き、当時の日誌を探し当てます。達雄は、車の買い替えの希望を出していました。また桑田は、遺体を一人で運べるだろうかと疑問を持ちます。どちらにせよ、達雄が絡んでいることを確信した2人は寮に向かいました。一方優も、達雄がパソコンで日記を書いていことを思い出し、寮にあるかもしれないと向かいます。
橘の拉致
加瀬は、梓(薬師丸ひろ子)に電話した後、後藤に橘(田中みな実)の狙いを聞きます。橘は新聞社にいた頃、後藤との関係は良好でしたが今はそうではないというのが梓から聞いた情報でした。後藤は、事件の4日前に昭と話し、昭から息子のことを社長に聞いてくれと言われたことを加瀬に伝えます。そして「橘も、同じことを調べているのでは」と、昭から渡された書類を加瀬に渡しました。
後日、加瀬は橘に電話をしますが、軽くあしらわれ切られてしまします。ある企業を調べていた橘ですが、その企業がペーパーカンパニーではと疑いを持ちます。その企業の、建物の中にガラスを割って潜入すると、橘は男に拉致されてしまいました。
暫くして、後藤が車のトランクを開けると、中には手足を縛られ口を塞がれた橘がいました。
後藤「バカだな、お前」
達雄の告白
寮にて、優と梨央がパソコンを見つけます。「お父さん幸せだったと思うよ。俺もこの頃が一番幸せだった」と優。そして、ある動画を見つけ再生したとき、大輝と桑田がやって来ました。動画を止めるよう優に言う梨央ですが、お父さんが何を思っていたのか知りたいと優は続けます。桑田が走り、梨央と優のところに行こうとするのを大輝が止めます。
達雄「あれから今日で2日目。忘れよう忘れようとしている。覚えているうちに記憶を残しておきます。私、朝宮達雄は、9月21日深夜、渡辺康介さんを殺しました。うちの娘に、乱暴しようとしてました。やめろと止めたら、なんやかんや言うんで腹を刺しました」
「違う……」と優。優が康介を刺し、そこに達雄が現れる昔の映像がフラッシュバックします。優を抱きしめて、叫ぶ達雄。
達雄「うちの娘になんてことするだ、腹が立って許せんかった。冷たくなったあの人を、運びました。県境から西に、山に入って埋めました。靴や服やらは離れた場所に埋めました。罪は償います。悪いのは私で、子どもらには罪はありません。息子は部屋で寝とりました。娘は覚えていない。全部、私ひとりがやったことです」
「嘘や!」と叫ぶ優。
大輝「俺はお前と姉ちゃんが好きやった。困った時はいつでも駆けつけるとおもっとった。なんもできんかった。今度は必ず力になる」
梨央「優のために、薬つくったんや……」
優「俺、逃げんて決めたんや。やっと会えたんや。忘れたくないわ」
そう言って優は、警察である大輝に付いて行きました。
「朝宮優、身柄確保しました」大輝は、警察に連絡します。梨央は桑田に連れて行かれる優を追いますが、それを大輝が止めます。それから桑田も、警察に連絡しました。「宮崎さん(大輝)のことで、ご報告したいことがあります……」と。
「助けて」梨央は加瀬にメッセージを送ります。「了解」と、加瀬は呟きました。
伏線・考察
子どもたちを庇う達雄の告白、どこまでが真実?
優が康介を殺害したと思った達雄は、全ての罪を被りました。実際に、死体遺棄はしているでしょう。しかし、陸上部員が聞いた達雄の声、次の日ゲッソリした様子、突然の達雄の死、そして桑田の「1人で運べるでしょうか」の疑問……達雄は、いったいどこまで1人でやったのでしょうか?康介殺害事件に関して、もう少し謎が眠っている気がします。
橘が掴んでいるのは後藤の弱み
何かしらを嗅ぎ回っていた橘ですが、遂に捉えられてしまいます。その相手は、真田ウェルネス後藤。後藤について、何か「知ってはいけないこと」を知っていると考えられます。
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