最愛あらすじ
サスペンスラブストーリー!“事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった”
殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく・・・その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/archive/20210814/
5話はこちら
6話あらすじ
6話あらすじ(11月19日)
加瀬(井浦新)は、警察に連行された優(高橋文哉)と面会し、15年前の事件だけでなく昭(酒向芳)の殺害も自らがやったことだと告げられる。さらに、公園で昭と争った時の様子がイヤホン型カメラに記録されていることを聞き出し、その動画データを解析することに。
そんな中、優の処遇を心配し不安に怯える梨央(吉高由里子)。心配して訪れた加瀬から優が置かれている状況を聞き、優しく励まされながら何とか眠りにつくのだった。
梨央が優のことで後藤(及川光博)や兄・政信(奥野瑛太)から社長としての責任を追及される一方で、加瀬が民間の科捜研に依頼していた動画データの解析が完了。加瀬はある疑問を抱く。また大輝(松下洸平)ら警察も、優の証言による裏取をもとに現場周辺で聞き込みを進めるが…。
https://www.tbs.co.jp/saiai_tbs/story/ep6.html
6話ネタバレ(11月19日)
梨央「2006年9月21日夕方、白川郷に台風が近づいて風の音が聞こえていた。あの日、起こったことは現実じゃない。怖い夢を見ただけだと何度も自分に言い聞かせた。現実だと認めてしまったら、大切な思い出も残らず壊れてしまう気がした。認めたくなかったことと向き合う時がきた。」
優と梨央を心配する、加瀬と大輝
警察にいる優のもとへ、加瀬が会いに行きます。「姉ちゃんどうしてますか?」と梨央の心配をする優、心配いらないと加瀬。しかし、梨央に会えると加瀬が言えば、優は会いたくないと答えます。警察から出る意志もありません。
加瀬「本当のことを話してほしい。本当に君がやったの?」
優「はい」
加瀬「白川郷のことは当時未成年(9歳)、バツを受けることはない。しかも梨央を守るためだった」
そして、加瀬が昭ことについて尋ねると、優は「僕がやりました。僕が何をしたのか動画に写っています」とメモリを加瀬に渡すのでした。
部屋で1人でいる梨央のもとに、大輝から電話がかかってきます。
大輝「誰かそばについてくれる人がいるのか?」
梨央「お母さんが、いつでも帰ってきて良いと言ってくれてるから」
大輝「そんだけ、聞きたかった」
梨央は、優がいなくなることはないかと大輝に尋ねます。一度失踪してしまった優が、またいなくなることを恐れている梨央に、「行かんよ」と大輝。梨央は「良かったと思ってるよ。大ちゃんが迎えに来てくれて」と言いながらも手は震え、冷蔵庫から出したヨーグルトを落としてしまいます。優はどうなるのかと続けて聞く梨央、「今は何も言えない。待っててくれ」と大輝。
その後、加瀬が梨央のもとにやって来ます。罪を認めているが、記憶が曖昧である優の様子を伝える加瀬。加瀬は、覚えていないことは警察に言わないようにと優に指示していました。「一度調書を取ると、後で覆すことは難しい」と。「優は気力を失っている、励まし続けるしかない」と続けます。
「梓さんはなんて言ってる?」と聞く加瀬に、梨央は「加瀬さんに任せておきなさい」と言われたことを答えます。「だったら任せて」と加瀬。そして「優君は取り戻す」とはっきり言うのでした。
そのままソファーで眠りについた梨央。加瀬は、そんな梨央の腕時計を外し、毛布をかけてあげます。それから、動画の解析を研究所に依頼する加瀬でした。
大輝と藤井
翌日、取り調べを受けている優が、黙秘を続けていることを大輝は藤井に電話で報告します。朝から加瀬が、休憩の度に優に面会して、助言をしていたのです。一方藤井は、達雄の証言通りの場所から、衣類や凶器が出てきたため、達雄が埋めたことに間違いがないだろうと話します。梨央からも話を聞くという藤井に対して、大輝は、梨央は達雄が遺体を遺棄したことを以前から知っていたのではと話します。
藤井「こんなえらいこと知ってて、胸にしまっておけるものでしょうか?」
橘と後藤
拉致され車のトランクに入れられていた橘を、後藤が解放します。翌日、後藤は橘に電話をかけ、2人で直接会うことになりました。襲わせたのは、後藤なのかと聞く橘、否定する後藤。
橘「でも、殺されるのも悪くないなって。私の名前がトップニュースに出る。大勢の人に同情されると思った。殺されないと注目されないなんて……梨央社長みたいに、生きてるだけで注目される人がいるのに。なんでこんな不公平なんですかね」
後藤は「哀れですね。お見舞いです」と大金を橘に渡します。「口止め料でしょ。渡辺昭に500万渡せって指示したの専務さんでしょ」と橘。ところが後藤が橘に、産協新聞を辞めたこと、法都大学を休学していたことを聞くと、橘は動揺します。そして、自分のことを調べても時間の無駄だと立ち去り、すぐさま「力貸して。相手を甘く見ていた」と誰かに電話するのでした。
優の逮捕
取り調べを受けていた優は、ついに「僕がやりました」と言ってしまいます。「争って池に落としたことに間違いはないんだな」と聞かれ「間違いありません」と。そして刑事に、動画のメモリを渡します。すぐさま動画の分析を始める警察。山尾は大輝を呼び出し、これ以上梨央と関わらにように警告、「次はねえぞ」と釘を刺しました。
面会にきた加瀬に「ごめんなさい」と謝る優。加瀬は、取り調べで何を聞かれたのかを優に探ります。
後藤と政信、そして梨央は、優が逮捕されたニュースを見ていました。梨央は、2人から責められます。後藤と2人にしてほしいと頼み、梨央は弟の刑が決まった時には責任をとることを伝えます。そして梨央は梓に「後藤さんは命がけで会社を守ってくれる人だから安心して背中を預けなさい」と言われたことを話します。「その後のことは、後藤さん、お願いします」と言い部屋を出る梨央。すると、1人残された後藤は声をあげて笑い出すのでした。
加瀬が依頼していた動画が解析されました。動画の中、昭が梨央に、康介と最後に話したのは梨央だと確信したことを伝え、何があったか教えてくれと迫っています。もう来ないで欲しいと立ち去る梨央に「何回でも行く」と叫ぶ昭。その後、優が昭に近づき「息子さんと最後に話したのは僕です。命を奪ったのは僕です」と告白。「いい加減なこと言うな」と、昭は優の首を絞め、優は首を絞め返し……そのまま昭は池に落ちるのでした。
加瀬は優の面会に行きます。突き落とした池がどこなのか警察に何度も聞かれると言う優。加瀬が見た解析動画では、落ちたのは小さい池の方でした。「決めつけてくるから、絶対に誘導に乗らないで」と言う加瀬は、公園の見取り図を優に見せ、何かを説明するのでした。
一方梨央は、優のいる警察署へ。大輝が梨央を見つけ、連れ出します。「今は弁護士しか優に会えん」と大輝が言うと、それでも優が心配だと梨央。大輝は「優が弱いとは思わん。自分のやったことに責任を持とうとしている。あいつは逃げん」と。
そこに加瀬がやってきます。梨央を連れ出す加瀬、そして「彼は古い友だちじゃない、刑事だ」と梨央に言い聞かせます。2人でカフェに行き、パフェを注文。梨央が食べたのを見て、ほほ笑む加瀬。梨央は15年前の事件について、今まで話さなかったことを謝ります。「大丈夫だから」加瀬は梨央に、優しく笑います。そして梨央も笑うのでした。
新たな目撃者
優の逮捕から2日目。加瀬は、刑事の井口という人物に接触。井口が、ガールズバーでの無銭飲食していたことをチラつかせ、事件の捜査状況を聞きだします。
その頃、警察でも動画の解析が終わり、優が突き落とした池と、遺体発見現場の池の位置が違うことが判明しました。2つの池は隣同士、繋がっていません。目撃情報を求めて再び捜査が始まります。そんな中、加瀬は大輝のもとへ。加瀬は、解析結果と井口の話をもとに、優が突き通した場所と、警察が考える殺害現場が違うのではと指摘、慎重な捜査をするように言います。同時に、優の18歳までの診療履歴を大輝に渡し、病気を考慮してほしいと。まだ病気が治っていないことを確認し、本部に伝える大輝でしたが、山尾に「真田の番犬に丸め込まれてるんじゃねえよ!」と責められます。しかし、既に同じ資料は検察にもわたっているとのこと。そして、新たな事件の目撃者情報が入ります。
目撃者のもとに行く大輝と桑田。ラーメン屋の店員で、お店の客が「事件の犯人を見た」と言っていたと話します。その客は、赤いタオルをクビに巻き、いつもママチャリで来ていると。
加瀬は梨央に、優の勾留が決まったことを連絡。「矛盾点が見つかったから検察に働きかける、優くんの気力が折れないよに最善を尽くすよ」と。検察での取り調べが始まると、加瀬は、優の記憶障害のことや矛盾点を指摘し続けました。
一方、目撃者を必死で探す大輝と桑田。そしてようやく、赤いタオルの男を発見。目撃したのは、背が高く、シュッとしていて、ビショビショで、康介と叫んでいたという男。なんと、その男性が目撃したのは、池に落ちた後の昭だったのです。つまり池に落ちた昭は、自力で這い上がり生きていたのです。
大輝と藤井は、居酒屋に行き事件の話をします。優の罪は傷害に切り替わると。藤井は、東京に住む15年前の事件の関係者が怪しいと言い、マネージャーの青木、長嶋、梨央の名前を挙げます。そしてもう一人、東京に住む事件関係者がリストにいたのではと指摘しました。すぐにリストを見直す大輝。すると暴行被害者の中に「松村栞(まつむらしおり)」の名前が。当時20歳、法都大学の大学生でした。
加瀬と大輝の尽力、優の釈放
優の処分が決定する前日。加瀬は検察に、動画の内容から傷害で起訴したとして、正当防衛になるのではと指摘。傷害致死で有罪になり、実刑4年の可能性もあるものの「やれることはやった」と梨央に伝える加瀬。そして、優は無事に釈放されるのでした。
警察から加瀬と一緒に出てくる優に、駆け寄る梨央。梨央は優を抱きしめ、加瀬は2人を抱きしめます。今回のことは、大輝が力になってくれたと話す加瀬。しかし、「警察が被疑者の味方になりすぎている。よくないことなんだよ」と続けるのでした。
警察では、不起訴に納得いかない山尾が怒っていました。大輝には「今日の夜、会えますか」と梨央からメッセージが。夜、梨央に電話をかける大輝。梨央は、優が戻ってきたことにお礼を言います。そして、刑事として大輝の立場が悪くなってしまわないように「もう会わんようにする」と梨央。歩道橋から大輝を見ていた梨央は「最後に顔が見たかった」と。「どこにおるんや」と大輝。そして歩道橋の梨央を見つけて「勝手に決めんな!!!」と叫びます。逃げる梨央を追いかける大輝。そして、梨央の腕をつかみ、強く抱きしめました。
「じゃあね」と言い、去っていく梨央。大輝は再び「梨央」と呼びますが、梨央は笑顔で手を振り走り去るのでした。
「橘しおり」=「松村栞」
優と一緒に暮らし始めることになった梨央。行きつけのもんじゃ屋で、梨央は店主に優を紹介します。そこには加瀬もいました。優は加瀬に、弁護士になりたいと思ったのはいつかと問います。加瀬は、子供のころ、近所にいた親切な弁護士が相談にのってくれたことがきかっけだったと話しました。
大輝はリストにあった「松村栞」について、青木に連絡を取りました。合同合宿で、白山大学に来ていたと言います。写真を送ると言い、続けて「昔のこと思い出したくないから、もう電話しないで」と。青木から送られた写真には、「橘しおり」が写っていました。
その頃、後藤は橘についての調査資料を見ていました。
もんじゃ屋から出て、加瀬と別れた後、梨央と優は仲良く家に戻ります。それを尾行する橘。そして梨央たちが玄関に着いたとき、声をかけるのでした。
橘「やっと、会えましたね。この日を待っていました」
伏線・考察
優は昭を殺していない
今回、1番のどんでん返しでした。昭は(結局誰かに殺されるも)生きており、犯人は優ではありませんでした。優が犯人にならなくて良かったものの、真犯人はいるはず。それも、近くに。果たして誰なのでしょうか……。
「橘しおり」は事件に関わる「松村栞」
「橘しおり」は本名「松村栞」で、15年前の事件に関わっていることが明らかになりました。真田ウェルネスをずっと探っていた橘は、15年前の事件関係者で、康介に性的暴行を受けた被害者。康介や昭に恨みを持っていたのか?梨央との直接の関係は?まだまだ謎が多い女です。
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